アクセサリー考

若い頃からアクセサリー好きだった。両手の指にはすべてリングを付けて、おまけに真っ黒なマニュキアをしていた時期もあった。

70年代初頭の話なので、若気の至りと笑い飛べせればいいのだろうが、そうできないところが厄介なのである。

すでに懐かしい思い出と化してくれたのなら助かるのだが、この悪癖とも思われる習慣が抜けきっていないのだ。

いまだに、毎朝、これだけの量を身に着けることから、私のいち日が始まっているのである。

昔と比べれば数は減ったとはいえ、七十路(ななそじ)を目の前にした身にしては多すぎるのは否めないだろう。

それでも『歳を取ったら安物をジャラジャラ付けるんじゃなく、センスの良い物を1,2点付けるのがお洒落よ』との、相方からの厳命は守るように心がけているつもりだとしても、ちと多い気がしないでもない。

以前『コロンを付け忘れて出かけた日は、裸を見られているようで落ち着かない』と言ったところ、若い女性陣から『わかるぅ~!』と賛同を得たことがあった。

このアクセサリー達も、今の私には同じように感じられている。ひとつでも欠けると落ち着かないのだ。

たかがアクセサリー、されどアクセサリーなのである。