7:2:1

かなり昔のことなので出典は忘れてしまったが、確かイギリスの生物学者の著書だったと思う。その中に蜜蜂についての記述があった。

蜜蜂と言えば【働き蜂】などと例えられるように、どの蜂も懸命に働きつづけるものと思っていたのだが、どうやらそれは違っているらしいのだ。

彼の研究によると、蜜蜂の社会でも【良く働く蜂】【あまり働かない蜂】【まったく働かない蜂】がおり、その比率が 7:2:1 であると言う。

ここで、比率の数字と蜂に捕らわれてしまうと気づかないのだが、これを【大多数】【少数】【極少数】と置き換えると、人間社会にも当てはまる気がする。

つまり、大多数が賛同することに対しても、必ず少数派でも反対勢力は現れるし、どちらにも属さない極少数派 (一般的には変人と定義される) も現れるのが常であろう。

そして、彼の研究でもっとも興味深いのはこれからなのだ。

どうやったのかは判らないが、彼は前出の【良く働く蜜蜂】だけを集め隔離した。すると、その中で新たに 7:2:1 の割合が出現したそうである。

つまり、働き者ばかりの集団の筈が・・・・・・まったく、何をか言わんやの世界なのだ。

そこで、私はどの比率に属するだろうと考えようとしたが、考える前にやめてしまった。

そんなことは判りきっている。

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