カートリッジ交換

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レコードを聴いていて、何となく音に切れがなくなってきたように感じられるようになっていた。

営業中は、もっぱらCDもしくはプレイ・リストでお茶を濁しているので、レコードを回すのは、営業終了後の僅かな時間に限られていたのだが、それでも、そろそろ針が磨耗してきたのかも知れない。

これは、デジタルのように、物理的な劣化とは無縁な世界とは違い、使えば減るという、アナログに課せられた宿命と言ってもいいことなのである。

などと言いながら、ストックしてあったカートリッジと交換することにした。

MC型が続いたこともあり、今回はMM型にしようと【Grace F-8L’10】を探し出してみた。

70年代に活躍した名器で、交換針の種類が豊富なことでも人気があった、国産カートリッジである。
 
早速、お気に入りのアルバムで視聴してみたところ、これがどうして、ツボにはまった音が出てくるではないか。一言で言えば、70年代に聴いていたような懐かしい音なのだ。

当時のMCカートリッジは高価すぎて、私などには高嶺の花だった。おのずとMMカートリッジで聴いていた訳で、その頃の感覚が戻ってきたのかもしれない。

しかし、問題点が一点。交換針が手に入らないらしいのだ。ほぼ半世紀前の品なので、それも致し方ないのだが、つまりは、今付いている針の寿命に任せるしかないのである。

さてさて、あとどのくらいもってくれるかは神頼みするとして、しばらくは懐かしい雰囲気に浸れそうである。

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Posted by Haru