酒場の会話考

2018/05/24Note

江戸時代の大奥を例に出すまでもなく、時の権力者に色欲は付き物であった。それを羨ましく思ってしまうのは、男として多少のやっかみを含め、私だけではあるまい。

そんな話を肴に、とある方と一杯やった夜の話である。

男は女性の中に様々な顔を求める。妻であったり、母親であったり、娘であったり、ひと昔まえの歌詞のごとく、ときには娼婦のようになどと、勝手をほざく。

しかし、この世にそんな聖母のごとき女性がいる訳が無い。ならば、それぞれ個別の女性にそれを求めるのは至極当然の成り行きで、それこそが浮気心の根源であり、拡大すれば一夫多妻の原点となる。。。

などと、酔いに任せて盛大に盛りあがってしまった。

幸いにも、その場には相方が居らず、何とも身勝手この上ないオヤジ的発想を声高に展開できた。

とは言え、酒の肴にはこれぐらいが丁度いいのだと言い訳はできたとしても、さりとて胸を張れるような話でもない。

酒場の会話は、酔いと共に深まり、酔いが覚めるのと同じように消え去るのが粋というものだ。

間違っても、努々(ゆめゆめ)引きずるようなことがあってはならないのである。

Note

Posted by Haru