救世主 現る!

Note

150423

夜な夜なギターを抱えはじめてから一週間。唯一の相棒であるメトロノーム君を相手に、ひたすら運指練習に励んだお陰か、頭と指が半分ぐらいはシンクロするようになってきた。

しかし、案の定、長年使っていなかった指先が痛くなってきたのだ。指先が固まるまでの宿命と覚悟はしていたものの、これが結構、辛い。

不謹慎な思いに突き動かされて弾きはじめた【あの頃】ならいざ知らず、単なる懐古から弾きはじめた今となっては、メゲル気持ちが先に出てしまう。やっと、ぎこちなさも和らいできた指も、弦を押さえるのを躊躇(ためら)いがちになる始末。情けないほどの体たらく振りである。

どうしたものかと思案するうちに、ギター・ケースの隅っこで、何やら光る物体を発見。それが、なんとも懐かしい【ボトル・ネック】だった。

友人に聴かされた【Johnny Winter】の【Mojo Boogie】が凄すぎて、その足で楽器屋に飛んで行き手に入れたまではよかったが、私には荷が重過ぎて、早々に断念。ギター・ケースに放り込んだまま、すっかり忘れてしまっていた代物である。

これさえあれば、指先の痛みに悩まされることは少なくなる。あのころ重かった荷が軽くなっている筈はないにしても、ギターを抱えないよりはマシだろう。いまの私にとっては、まさしく【救世主】の出現である。

40年以上も陽の目を見ることがなかった【ボトル・ネック】。さぞかし怒っていると思いきや、小指の先でキラリと光った様は、あの頃のままに『よっ、久しぶりっ!』と言ってくれたようで心が軽くなった。

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Posted by Haru