ETTA JAMES

2021/06/03Favorite


エタ・ジェームスが、60年から74年までチェス・レコードに残した音源を、年代順位に収めている3枚組みのアルバムである。ずいぶん前から捜していて、やっと手に入れることができた。

彼女に関しては、R&Bファンならともかく、一般ではあまり知られていなかったが、2008年に公開された映画【キャデラック・レコード】で知名度はずいぶんあがったようである。

チェス・レコードといえば、その昔、私がブルースにどっぷり漬かっていたころ、マディー・ウォータースやハウリン・ウルフなどのシカゴ・ブルース系のミュージシャンでもお世話になったレーベルだ。

彼女のチェス・レコードでの最大のヒット曲でもあり、代表作ともなっているのは、61年にリリースされた【At Last】だろうが、私はファースト・レコーディングでもある【All I could do was cry】が、ずっと気に入っている。

当時22歳とは思えない深みのある歌は、若くして辛酸をなめた彼女にしかできない芸当だろう。でなければ、好きだった男の結婚式を眺めながら泣くという、悲恋この上ないバラードを、こんな風には唄えないと思う。

因みに、先の映画【キャデラック・レコード】で熱演したビヨンセのような歌い方が、いまどきは受けがいいのかも知れない。

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Posted by Haru