坊主頭 考

2018/05/24Note

某アイドル・グループの女の子が、行動の不始末の謝罪として坊主頭になったようである。

ことの顛末に興味はないのだが、謝罪のために頭を丸めるのは、些か時代錯誤の感が否めない。

確かに、私が10代だった頃には定番だった行為だが、近頃のように、坊主頭が認知されたご時世では、新手のパフォーマンスとしか感じられないのだ。

それ以上に、坊主頭愛好家 (現在はスキン・ヘッドだが) としては、気持ちを逆撫でされたザラツキが残る以上に、淋しさすら感じてしまった。

頭を丸めなくとも、悔恨(かいこん)の情を表す術(すべ)なら他にいくらでもあるだろう。

まがりなりにも、彼女はアーチストのようである。使い古された言い回しだが、ステレオ・タイプの行動でしか表現できないのは、全くもって情けない。

それにも増して、この期(ご)に及んでまで、このような境遇に置かれる坊主頭。

何とも悔しいので、いっそ髪を伸ばしてやろうと思い、頭を撫でてみたのだが、伸ばす髪の少なさを確認できただけだった。

今は、そのことが淋しくもあり、いちばん腹立たしいこととなっている。

Note

Posted by Haru