風葬

北方謙三(著)1989年 集英社 【老いぼれ犬シリーズ】の2作目である。 『俺たちゃ2人合わせれば26歳だ』 と言いながら荒廃した戦後を生き抜いた2人の少年が、その26歳になった時に再会する。 1人は刑事として、もう1人 […]...

傷痕

北方謙三(著)1989年 集英社 終戦間もない東京を舞台に、殺伐とした日々を生き抜いてゆく2人の少年、良文と幸太の物語で【風葬】【望郷】と続き、のちに【老いぼれ犬シリーズ】 と名付けられる3部作の1作目である。 私が最初 […]...

BLOBAL

愛知芸術文化センターへ出向く用事のついでに、相方御用達の東急ハンズのバーゲン、通称 “ハンズメッセ” を覗くことになった。 セールもしくはバーゲンという響きには驚くほど敏感に反応する相方に引っ張られた私のお目当ては包丁で […]...

どうでもいいこと

暮らしの中で90%は “どうでもいいこと” である。しかし、残った10%は譲歩できない部分で、これを固守するために90%を手放したとも言えるだろう。 ところが、他人からすればまさしくその10%が “どうでもいいこと” だ […]...

アノニマスケイプこんにちは二十世紀

細川文昌(著)2002年 平成写真文庫 “行旅死亡人”(こうりょしぼうにん) なる言葉をご存知だろうか。 これは、身元不明で引き取りてのない死亡人をさし、それらの人の身分を示す法律上の呼称で、明治32年に発令された 『行 […]...

ブンナよ、木からおりてこい

水上 勉(著) 昭和55年  三蛙房 これは児童文学、つまり童話である。 しかし、読み返すたびに感慨を新たにできる内容は、私にとって終生手放せない一冊となっている。 椎の木の天辺まで登った、木登りの上手なトノサマ蛙のブン […]...