1958MILES

1日の半分以上を、好きなJazzが流れる環境で過ごしている。ジャズ好きな方から羨ましがられることも多い。確かに、恵まれていると思うが、ふと気づいたことがある。

BGMとしては聴いているのだが、腰をすえてゆっくりと聴くことから遠のいていたのだ。

12時に店を閉めていたころは、独りでゆっくりと聴いてから帰ることがしばしばあったが、2時までにしてからはご無沙汰している。

片づけを済ませると3時近くなってしまうことも一因なのだが、よる年波のせいか眠気のほうが勝ってしまうのだ。

しかし、今夜は忙しかった割には、昼寝をしたせいか眠気もやってこないので、久しぶりにゆったりと好きなアルバムを聴いてから帰ることにした。

そこで選んだ1枚は【1958MILES】である。

1958年代のスタジオ・セッションを集めたオムニバス・アルバムで、なぜだか78年にこのアルバムとして発売されるまでお蔵入りだった演奏なのだ。

58年のマイルスと言えば転換期を迎えた年代である。翌年に発売された【Kind of Blue】への足がかりになった年代で、B面の【LITTLE MELONAE】を除き、同アルバムと同じメンバーである。

【LITTLE MELONAE】の録音年に関しては55年説と58年節があり、その真意は定かではないが、私は58年説支持派なのだ。それは、単なる50年代のコルトレーン好きの直感でしかないのだが、確信に近いものを持っている。

そんなことを思い出しながら、ゆったりと時間が流れるのはいいものだ。久しぶりに心地よい夜が過ごせている。


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