D.I.Y. 洗面所編

今回の引越しで最大の問題だったのが洗面所の件である。
私としては、浴室の片隅に洗面スペースらしき箇所があるので、まったく問題にはしなかったのだが、相方は無論のこと、それを知った店の常連女性陣からまで『そんなの、ありえないっ!』と駄目だしの嵐が吹き荒れた。

家自体は気に入っていたので、洗面所ごときで引越しを取りやめにするには忍びない。しかし、それを創るとなれば、かなり厄介である。何とか丸め込む方法はないかと思案している矢先、相方からの、あの一言が飛んできた。

『大丈夫。Haruさんなら出来るっ!』

私はこの言葉に滅法弱い。ほいほい、木登りを始める豚さんに変身してしまうのだ。
となれば、まずはスペース探しである。台所と浴室の間にあった、居間と隔てる引き戸を取り外せばスペースは確保できそうだったのでココに決定。

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排水と電気関係は、正直、出来なくもないが、自身でやると違法行為となるため、プロにお願いした。その結果が、この状態である。打ち合わせの段階で詳しい説明を省いてしまったので致し方ないのだが、このセンスには、ちょっと感激してしまった。

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しかし、そこはプロの方がなさった仕事。機能に関しては完璧なはずなので、あとは私の創意工夫しだいでどうにでもなる範疇である。
気を取り直して、集製材の天板に廃材の足をつけて洗面台のベースを作った。天板だけが新品で、他はストックしてあった廃材ばかりなので、いまひとつ納得できないが、最終的に、オイル・ステインで塗装すれば、それなりの見栄えになるだろう。思いのほか簡単かも、とニンマリしたのもつかの間、問題発生。

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床下の点検口に足がかかり、このままでは開けない。どうせ創るなら広めの天板がいいだろうと、欲を出したのが仇(あだ)になったようだ。それでも、この程度の問題は許容範囲である。何たって、私のDIYには、設計図の類が無い。早い話【閃き】と【行き当たりばったり】の集大成のようなものだ。すべては結果次第なのであるし、それが何とも楽しくて仕方ない。

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そんなかんなで、出来上がった洗面スペースがこれである。給排水からの水漏れもチェックしたし、お互いの身長に合わせて標準よりも高くしたし、相方からの要望だった棚も付けたし、天板と鏡の枠の色も合わせたし、これで及第点をもらえるだろうか?
そこだけが心配事である。

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因みに、私が一番気に入っているのがこの照明。材料は、店で使わなくなったパンチング・ボール、壊れた電気スタンドのフレキシブル・パイプ、部品箱の隅で眠っていたソケット。つまり、まったくの廃物利用なので材料費は0円である。手前味噌ながら、思わずニンマリとしてしまう。

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使わなくなったから、壊れてしまったから、といって捨ててしまうのではなく『何かに使えないかな?』と考えるのが、私のDIYの原点かも知れない。挙句、意味不明な物たちが増え続け、相方から顰蹙(ひんしゅく)をかってしまうのだが、結果を残せば問題はないだろう。ゴミとならず復活した物たちも喜んでくれると思う。
まっ、電気の笠にされてしまったパンチング・ボールの言い分は訊いてみたい気もするが、おそらく、許してくれるに違いない。


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