THE MESSAGE

J.R. Monterose(ts) // Tommy Flanagan(p) // Jimmy Garrison(b) // Pete La Roca(ds)
Nov. 1959. N.J.

初めてブルーノート盤を聴いたときには、正直ピンとこなかったモンテローズだったが、JAROというマイナー・レーベルから出されたこのアルバムでは男くさい硬派なハード・バップをたっぷり聴かせてくれている。

ジャケットの写真から受ける、いかにも堅物のイメージそのままに、額に汗を浮かべながら演奏している姿からは本音の音が聴こえてくるようだ。中でもB面の【I Remember Clifford】は、この曲のテナー演奏の中では秀逸だと思う。

ところで。。。

本音といえば、しこたま酔っ払ったときは本音が出るものだ。しかし、困ったことに本音を吐いた本人は覚えていない。何たって、しこたま酔っ払っているのだから。

でも、吐かれた相手はよぉ~く覚えているし、結構、根にもっているものだ。そのことこそ、プロの酔っ払いを自負する私が、日ごろから肝に銘じている部分である。

それでも、本音を吐かれた後の対処は、けっこう難しい。相手がどこまで覚えているかを探りながら話すのは疲れるものだ。これは、そんなときに聴きたいアルバムでもある。

閑話休題。

ミンガスの【直立猿人】で、はじめて聴いたときもブルーノート盤と同じで、摩訶不思議な印象だった彼なのだが、このアルバムだけはお気に入りの一枚になっている。

おこがましいのを承知で言わせていただければ『やればできるじゃん』なのだ。硬派のハード・バップをお望みなら、お勧めの一枚である。


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